峰岸徹 肺がんだった、腰痛検査で発見

[ 2008年7月16日 06:00 ]

 俳優の峰岸徹(64)が、肺がんの告知を受けていたことが15日、スポニチ本紙の取材で分かった。持病の腰痛の手術に備えて検査を受けた際にがんが見つかり、5月から抗がん剤投与などの治療を受けてきた。経過は良好で、65歳の誕生日に当たる17日から仕事復帰する。

 沖縄・宮古島で開催されるトライアスロンの大会に8年前から出場。今年も4月の大会に参加を予定し、2月から自転車の練習を本格化させたが、腰痛が悪化。3月に検査入院したところ、肺にがんが見つかった。このため、6月に出演を予定していた舞台「あした~愛の名言集」(立川志らく脚本・演出)を降板。代役は同じ事務所のなべおさみ(69)が務めたが、「腰痛悪化」を降板理由としていた。
 関係者によると、4月7日にまず腰の手術を受けた後、続けて都内の病院に入院。5月から2カ月かけて抗がん剤投与と放射線治療を受けた。体力も回復したことから、17日から収録が始まるテレビ東京の旅番組「絶景!大自然の露天湯めぐり旅」(8月9日放送)で仕事復帰する。
 峰岸は見舞客らに「がんと付き合いながら生きていく。同じ病で悩んでいる人の励みになれば」と、闘病に並々ならぬ決意をみせていたという。事務所もトーク番組など体に負担がかからない仕事から少しずつ本格化させていきたい意向だ。

 ◆峰岸 徹(みねぎし・とおる)1943年(昭18)7月17日、東京・銀座生まれ。俳優座養成所16期生を経て、68年に大映と契約し名バイプレーヤーとして活躍。映画の代表作は「闇を裂く一発」「あした」など。舞台は「天保12年のシェイクスピア」、ドラマはTBS「高校教師」が評判を呼んだ。趣味はトライアスロン。

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2008年7月16日のニュース