インディ第5弾は徳川埋蔵金発掘?

[ 2008年6月5日 06:00 ]

映画「インディ・ジョーンズ」来日会見をする(左から)フランク・マーシャル カレン・アレン ハリソン・フォード ジョージ・ルーカス キャスリーン・ケネディ

 人気映画シリーズの第4弾「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」に主演したハリソン・フォード(65)と、製作総指揮のジョージ・ルーカス(64)らが4日、都内で来日会見に臨んだ。21日の日本公開を前に、両氏は早くも5作目に言及。「徳川埋蔵金を掘り当てるストーリーは?」の質問に、「日本での撮影は面白いね」と前向きな姿勢をみせた。

 今夏最大の話題作だけに、会見場にはテレビカメラ70台、スチールカメラ180台、取材記者が600人。写真撮影では、フォードがまぶしさに目を細めるほどのフラッシュの嵐だった。

 神秘の力を持つ「クリスタル・スカル」をめぐって、19年ぶりの大冒険を繰り広げる本作は、既に世界各国で大ヒット中。5作目製作も期待され、報道陣からは「日本には、徳川の埋蔵金が大量に埋まっていると言われており、それをインディ博士に発掘してほしい」と、日本での新作撮影を期待する声が上がった。

 ルーカス氏は「考えてみる価値はあるね。次の財宝はまだ決まっていないから」と前向きに発言。続けて「日本は撮影するのにいい環境を整えてくれるだろう。日本での撮影は楽しいかもしれない」と笑顔で付け加えた。

 フォードも「日本は大好きな国。新作までには、まだ少し時間が欲しいが、日本でできればいいね」と興味を示した。

 フォードが演じるインディ博士は、81年の第1作「レイダース/失われたアーク」で、モーゼの十戒が書かれた石板が納められている「聖櫃(ひつ)」をエジプトで発掘。84年の続編「魔宮の伝説」では、インドで不思議な力を持つ「サンカラストーン」、89年の3作目「最後の聖戦」ではイエス・キリストの聖杯を発見。シリーズを通し、世界各地の大小さまざまな遺物を扱っているだけに、徳川埋蔵金が候補に挙がることは十分考えられる。ルーカス氏、フォード、さらに監督のスティーブン・スピルバーグ(61)はいずれも日本通だ。

 フォードは65歳になるが「ジョージやスティーブンと仕事ができるこのシリーズは格別」と話し、まだ意欲は十分。5作目が「インディ・ジョーンズ/徳川埋蔵金の行方」となれば、日本での特大ヒットは間違いなしだ。

 ≪スピルバーグ監督は娘の卒業式に出席≫当初はスピルバーグ監督もそろっての“ビッグ3来日”が予定されたが、監督は5日に行われる娘の卒業式に出席するため来日を断念。製作のキャスリーン・ケネディ氏(54)は「スティーブンはとても来たがっていましたよ」と、監督の思いを日本のファンに伝えた。

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2008年6月5日のニュース