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尚弥“魅せるKO”でV5だ 前半さばいて「後半一気に仕留める」

[ 2017年5月21日 05:30 ]

WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ   王者・井上尚弥≪12回戦≫同級2位リカルド・ロドリゲス ( 2017年5月21日    有明コロシアム )

計量を終えた井上尚弥(右)とロドリゲス
Photo By スポニチ

 ダブル世界戦の前日計量が行われ、5度目の防衛を狙うWBO世界スーパーフライ級王者・井上尚はリミットいっぱいの52・1キロでパスした。下半身の強化をテーマにした今回、初めて試合1カ月前にフィジカル強化合宿を行い、「体は正直デカくなったけど、スーパーフライ級の(体重の)つくり方は慣れてきた」と問題なしを強調した。

 両親がメキシコ人のロドリゲスは好戦的なファイター。それでも井上尚は「前半は触れさせないっすね。自分の距離に入れなければいい。そうすればあのボクシングは通用しないと思う」とバッサリ切り捨てた。「前・中・後半と分けて、倒す時は一気に仕留めたい。プロですから、どうお客さんを喜ばせるか、興奮させるかを常に考えている」。前半はテクニックでさばき、後半にKOを狙う方針だという。

 メキシコ人選手では元4階級制覇王者フアン・マヌエル・マルケスが憧れ。攻防兼備のファイターの試合は「けっこう見ていた」という。数々の名勝負を演じたマルケスのように魅せる内容で、9月に予定する米国初進出へつなげるつもりだ。

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2017年5月21日のニュース