江川卓氏 今季から「30」を背負う後継者に与えた課題「江川さんと似てるんですけど…」

[ 2024年1月24日 22:31 ]

江川卓氏
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 巨人のエースとして活躍した野球評論家の江川卓氏(68)が24日に自身のYouTubeチャンネルを更新。今オフに金銭トレードでオリックスから巨人に移籍し、自身の代名詞ともいうべき背番号「30」をつける近藤大亮投手(32)についてコメントした。

 近藤にとって、江川氏は目標であり、憧れのプレーヤー。動画などを見て、投球する際の体の使い方などを参考にしているエピソードが紹介された。「(目標って)わざと言ってくれたんだと思いますよ。30番つけたから」と、らしい表現で照れた江川氏は「ありがたいことですけど」と感謝を口にした。

 オリックス時代のフォームを視聴した江川氏は「バックスイングに入ってボールを投げる瞬間に、左サイドが少し開き気味に投げる投手」と印象を語ったうえで、「ボールはあまりシュート回転してないんですけど、体が少し左に開きながら投げる分、体重が全部、(ボールに)乗り切らないっていうフォームをしているので、たぶん自分の感じている力感よりもボールは少し、いったりいかなかったりする」と鋭く指摘した。

 続けて近藤が自身のフォームをマネて投げている動画を見て、「江川さんと似てるんですけど、ちょっと違うところは、江川さんは左の膝が妙に開かなかった」と解説。「これが開かないで投げられたら、全部体重が(ボールに)乗っかってくるんで、すごい強いボールがいく」と語り、「近藤さんも膝の強化っていうか、クッションが使えて、左の膝が逃げなくなったら、よりすごくいいボールが投げられる」と課題を挙げた。

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