阪神大震災から29年 オリックス田口壮コーチ「トラウマが残っている」舞洲の球団施設で黙とう捧げる

[ 2024年1月17日 14:00 ]

<オリックス自主トレ>阪神淡路大震災の発災から29年を迎えたこの日、黙祷をささげる田口コーチ(撮影・岸 良祐)
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 阪神大震災から29年が経ち、オリックスは大阪・舞洲の球団施設で湊球団社長や福良GMら首脳陣、新人12選手を初めとした選手らが12時から1分間の黙祷を捧げた。

 「がんばろうKOBE」を合言葉に、95年リーグ優勝を成し遂げたメンバーの一員でもある田口壮外野守備走塁コーチは「忘れることは全くない。毎年言ってますけど、トラウマが残っている。そこは未だに消えていない部分はありますね」と神妙に話した。

 今年は元日に能登半島地震が発生。「あの輪島の火災を見ていると、当時の長田のイメージと全く重なるんで。悲惨な状況がシンクロして、なんとも言えない」と悲痛な表情を浮かべた。

 震災当時に生まれていない選手も年を追うごとに増えている中、田口コーチは「今年のようなことが起こると、やっぱり準備だけはしておかないといけないってことは思います、伝えていきたい」と言葉に力を込めた。

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