ヤクルト・元山飛優と西武・宮川哲の交換トレード成立 「活躍している姿を」「やってやろう」両選手が抱負

[ 2023年12月21日 15:07 ]

西武・宮川(左)とヤクルト・元山
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 ヤクルト・元山飛優内野手(25)と西武・宮川哲投手(28)の交換トレードが成立し、両球団から21日に発表された。

 元山は東北福祉大からドラフト4位で21年に入団した内野手で、通算132試合で打率・234、4本塁打、22打点の成績を残している。ルーキーイヤーには開幕1軍を果たすと、二塁、三塁、遊撃とチーム状況に応じたユーティリティープレーヤーとして活躍。宮本慎也の“後継者”と期待され、背番号「6」を背負っていた。

 元山は「このたび、埼玉西武ライオンズに移籍することが決まりました。スワローズでの3年間、多くの方々に支えていただき本当に感謝しています。そして、ファンの皆さまの応援がすごく心強かったです。今後は新天地で活躍している姿をお見せできるよう頑張っていきたいと思います」とコメントした。

 一方の宮川は東芝からドラフト1位で20年に入団し、3年間は中継ぎ投手として123試合に登板し、4勝(3敗)、20ホールドを挙げた右腕。今季は先発に転向し、6月1日の阪神戦ではプロ初の先発勝利も挙げた。最速154キロの直球を軸に、多彩な変化球を操る。

 ヤクルトへの移籍が決まった宮川は「チャンスだと思っていますし、それを生かすことができるのは自分だと思うので、やってやろうという気持ちです。チームメイトとの思い出が一番多く、普段は騒ぎながらも締めるところは締める、そんなブルペン陣が好きですし、寂しい気持ちです。ファンの皆さん、4年間でしたが良いときもそうでないときも、応援していただいてありがとうございました。新たな場所で活躍できるようがんばります」とのコメントを発表した。

 投手補強を求めたヤクルトと、内野手の層を厚くしたかった西武の両球団の思惑が一致し、トレードが成立した。

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