来季開幕投手の巨人・戸郷が倍増の1億8000万円でサイン　来季の目標にはMVPを掲げる

＜巨人契約更改＞倍増で契約更改を終えた戸郷は、めで鯛と笑顔でポーズ（撮影・郡司　修）
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　巨人の戸郷翔征投手（23）が1日、都内の球団事務所で契約更改交渉を行い、自身初の年俸1億円を突破。今季年俸9000万円から倍増の年俸1億8000万円でサイン。「素直にうれしかったし、WBCから長いシーズンだったけど、やってきて良かった」と笑顔を見せた。

　今季は開幕前に行われたWBCに侍ジャパンの一員として出場。決勝の米国戦ではトラウトを空振り三振に斬るなど、世界の舞台で躍動した。レギュラーシーズンでも激闘の疲れを見せず、24試合に登板。自己最多タイの12勝5敗、防御率2・38をマークし、投手キャプテンとしてチームを牽引したが「まだまだ満足できる成績を出せていない。目標に掲げていた沢村賞は遠のくような成績だったし、まだ勝ち星を重ねないといけないというのは感じた」。来季に向けては「チームとしてはここ数年、結果に恵まれていないので、日本一で、銀座でパレードしたいし、個人としてはMVPを取れるように、いい成績を残せるように頑張りたい」と意気込んだ。

　前日のイベントでは自身の目の前で、阿部新監督が来季の開幕投手を任せるとサプライズ発表。「開幕に勝つことが一番。全てにおいてその日に合わせていかないといけない。早めに言われて、準備はできるのでしっかりやっていきたい」と話した。