「大谷争奪戦は20球団が参戦し、10球団が正式オファー」 米ベテラン記者が予測

[ 2023年11月10日 11:11 ]

大谷翔平
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 USAトゥディ紙のボブ・ナイチンゲール記者が大谷翔平争奪戦に、20球団が参戦し、10球団が正式オファーをするのではと予測している。

 通常FA市場では、いくら大物であっても、当初手を挙げていたチームが少しずつ絞られていき、正式オファーをするのは2、3チームとなる。去年のアーロン・ジャッジに正式オファーをしたのはヤンキース、ジャイアンツ、パドレスの3球団、18年オフのブライス・ハーパーの時もフィリーズ、ドジャース、ジャイアンツの3球団だった。

 しかし、大谷は特別。同記者は20球団前後が獲得に動いていたと後でファンに説明するだろうし、10球団が正式オファーをするかもしれないと予測している。

 GM会議ではメジャーの編成トップが一堂に会し、大物代理人も顔を見せることから、いろんな情報が出て、普通ならある程度、今後の見通しが立つ。だが大谷については全くわからない。本人がその場におらず、ネズ・バレロ代理人はメディアに話さない、そして、エンゼルスのペリー・ミナシアンGMは一般論しか口にしないからだ。

 アストロズのデイナ・ブラウンGMは「誰も大谷がどの球団を選ぶか知らない。何が起こるかわからない。突然ワイルドカードのチームが浮上してくるかもしれない。全く予想がつかない」と話す。

 2000年のようなショッキングなことが起こるかもしれない。マリナーズからFAになったアレックス・ロドリゲスが、レンジャーズと破格の10年総額2億5200万ドルで契約したのだ。大谷の去就は球界を超えアメリカ全体でも大きな話題になっている。これもMLBにとってとても良いことだ。

 ブラウンGMは「大谷のおかげで、アメリカの子供たちが自分たちも野球で二刀流をやれると考え始めている。これまでは指名されたらどちらかを選ばなければならなかったが、今は両方やりたいという機会も与えられる」と言う。果たして争奪戦の結末はどうなっているのだろうか?

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