【ドラフト会議】阿部監督が大ガッツ!巨人が中大・西舘勇陽を1位指名で交渉権獲得 日本ハムと競合

[ 2023年10月26日 17:16 ]

中大・西舘勇陽投手
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 プロ野球のドラフト会議が26日、都内のホテルで行われ、巨人が1位で中大の西舘勇陽投手を指名した。日本ハムと競合の末に阿部監督が引き当て、交渉権を獲得した。 ドラフト速報

 新庄監督とクジを引き合い、後に引いた阿部慎之助監督が静寂を切り裂く大きなガッツポーズを見せ、会場に歓声が沸いた。阿部監督はテレビカメラの向こうの大学の後輩・西舘に「ともに優勝を目指して頑張りましょう!」と熱いエールを送った。

 1位候補の投手がそろう東都大学リーグでひと際存在感を放っているのが中大・西舘。最速155キロの直球、切れ味鋭いフォークとカットボール、落差の大きいカーブのどれをとっても一級品で全ての球種で空振りを取れる。昨秋と今春のリーグ戦で奪三振数1位に輝き、今季も57イニングで60個を奪った。「東都のドクターK」の異名にたがわぬ活躍を見せた。

 1メートル83、79キロの本格派右腕の西舘は岩手・花巻東出身で、エンゼルス・大谷の後輩にあたる。3年夏の甲子園では偉大な先輩と同じ背番号1を背負ってプレー。高校時代は同県の同学年の大船渡・佐々木朗(ロッテ)と競い合った。次々と大物が誕生する“スター輩出県”の次のホープがプロの世界へ飛び込む。

 ◇西舘 勇陽(にしだて・ゆうひ)2002年(平14)3月11日生まれ、岩手県出身の21歳。一戸南小3年から野球を始め、一戸中では軟式野球部に所属。花巻東(岩手)では3度の甲子園出場。3年夏の岩手大会決勝は2番手で登板し、故障予防のために登板しなかった佐々木朗擁した大船渡に勝利した。中大では1年秋にリーグ戦デビューし、通算48試合11勝9敗。憧れの選手は菊池雄星、大谷翔平。特技はクロスカントリースキー。座右の銘「初志貫徹」。1メートル83、79キロ。50メートル走6秒2。遠投100メートル。右投げ右打ち。

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