阪神ドラ4・茨木は“金の卵” 1軍主力斬りのシート打撃を岡田監督称賛「たいしたもんや」

[ 2023年10月10日 05:15 ]

<阪神練習>シート打撃に登板した茨木(撮影・北條 貴史)
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 常勝・阪神の未来を背負う右腕が“御前登板”を果たした。ドラフト4位の高卒右腕・茨木が1軍主力相手のシート打撃に初登板。大山、佐藤輝を力で封じた投球に岡田監督も「(楽しみに)なるなる。はっきり言うて。ごっついな。ホンマええ体しとるわ」と金の卵発見に目を細めた。

 近本は中飛、大山は遊ゴロ、そして佐藤輝はカーブで空振り三振。「真っすぐで押して、ゾーンで勝負できた。いい経験になりました」と19歳は手応えを強調した。打者7人相手に29球。ノイジー、木浪に安打性を許したが、優勝チームの主力に一歩も引かなかった。直球も最速147キロを計測。「まとまってるしな。たいしたもんや」。岡田監督の脳裏に、その名を刻んだ。

 練習の成果は数字に表れている。体重は入団時の公称85キロから5キロ増の90キロに達し、最速も2キロアップの149キロ。指揮官もほれ込んだボディーと強気の性格でさらなるステップアップを狙う。登板前には門別とともに青柳、大竹の投球練習を見学。「上ではこのくらいのボールを投げんと勝てん」ということを直接体験させる「岡田式英才教育」が始まっていた。

 「オフに鍛えて、キャンプからしっかりアピールしたい」と茨木。帝京長岡からの阪神入団だが、出身は門別と同じ北海道。左右の道産子コンビが、来季の明るい展望を開くはずだ。(鈴木 光)

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