今浪隆博氏 知ってますか?プロが使う盗塁のサイン3種類「プロ野球で多い“ピクイチGO”」って何?

[ 2023年9月28日 15:12 ]

ヤクルト時代の今浪氏
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 日本ハム、ヤクルトで通算405試合に出場した今浪隆博氏(39)が自身のYouTube「今浪隆博のスポーツメンタルTV」を更新。プロ野球で使う一塁走者に対する盗塁のサイン3種類を解説した。

 1つ目は「グリーンライト」

 これは「スタート切れるなら切ってね」というサインで、一番多く使われるサインだという。

 初球に出たらその打者が打席に立っている間継続される。

 近年の野球ではグイーンライトが出ても打者は自由に打ってよく、打った場合は「ランエンドヒット」という認識になるという。

 2つ目は「ディスボール」

 投手が投げるこの球で走ってね、というサインで、万が一遅れたとしても絶対スタートを切らないといけない。

 このサインは「フルカウント以外ではほとんど出ることはない」と説明した。

 もしくは「バッテリーが走らないと油断していて、しかも変化球のカウントかなというとき」も出ると付け加えた。

 3つ目が「ピクイチGO」

 投手がセットして「ピクっ」と動いた瞬間にスタート切るサイン。

 左投手限定で、2アウトの2ストライク以降の打者が追い込まれたカウントで出るという。

 右投手は体の反転でけん制してくるが、ほとんどの左投手は足を上げてホームに投げるフェイクを入れてからゆっくりけん制する。

 左投手が足を上げてけん制してきた場合、ピクイチGOでスタートしていればファーストが捕球したときにはもうセカンドベース手前まで到達している。

 大胆なスタートで盗塁成功した場合はこのサインのときが多いという。

 このサインが出るのは「(安打が)期待できるバッターのときが多い」と解説した。

 盗塁がアウトになっても次のイニングで、その打者はカウント0―0からスタート出来る。「プロ野球では出ることが多いサイン」と明かした。

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