同期入団ソフトB本多コーチ 引退発表の松田への思い「この人には負けないと、松田さんの背中を見てきた」

[ 2023年9月28日 12:30 ]

2019年の日本シリーズ第2戦。先制3ランを放ち、本多雄一内野守備走塁コーチに笑顔で迎えられる松田宣浩内野手
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 巨人は28日、松田宣浩内野手(40)が今季限りで現役引退すると発表した。05年の大学・社会人ドラフトで同期入団したソフトバンクの本多雄一2軍内野守備走塁コーチ(38)がウエスタン・リーグの広島戦(由宇)の試合前に、報道陣の取材に応じて松田への思いを語った。

 本多コーチは首痛が引退の原因になった。「野球ができる体は本当に幸せだなと僕も思いますし、松田さんも相当な覚悟で決断されたと思うので。今回の引退に対しては本当にお疲れ様でした。同期として、戦友として、一言言いたいと思います」と語った。

 松田との一番の思い出はドラフトを挙げた。松田は1位。本多コーチは5位でプロの世界に飛び込んで努力を重ねてきた。「1年目、2年目のキャンプで泥だらけになって、白球を追いかけて、ともにゴールデングラブ賞を取れたこと。チームに対して活躍できたことは印象に残っていますし、仲間であるんですけど、ずっとこの人には負けないと思って僕は松田さんの背中を見てきたので。その思いは一生忘れません」と語った。

 27日に松田から連絡があったという。改めてかけたい言葉を聞かれると、「やっと荷が下りたねって。きのうちょっとそういうふうな話をしました。とうとう来たかと自分は思いましたけど、松田さんの気持ちに変われば、ちょっと楽になったんじゃないですか。僕はそういう想像をしています」と話した。

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