千賀滉大 シーズン最終登板は5回2失点 日米100勝は来季へお預けも防御率2点台フィニッシュ

[ 2023年9月28日 10:06 ]

ナ・リーグ   メッツ-マーリンズ ( 2023年9月27日    ニューヨーク )

マーリンズ戦に先発した千賀(AP)
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 メッツの千賀滉大投手(30)が27日(日本時間28日)、本拠地でのマーリンズ戦に先発。5回2失点、8奪三振と試合をつくり、規定投球回到達&200奪三振のW快挙を達成した。ただ、同点で降板となり、勝利投手の権利は得られなかった。

 千賀は立ち上がり、先頭・バーティーに落ちきらなかったフォークを狙われ、中堅席へソロアーチを被弾。いきなり先制パンチを浴び、思わず口をとがらせた。

 それでもその後は2死を奪い、規定投球回(162回)をクリア。2死から4番・チザムを四球で歩かせたが、デラクルスを空振り三振に仕留め、最少失点で切り抜けた。

 3回2死ではバーガーからこの日、6つ目となる三振を奪い、シーズン200奪三振を達成。5回までに8三振を奪い、シーズン202Kとした。

 2-1の4回にサンチェスに同点ソロを浴びたものの2-2の5回は2死一、三塁のピンチを招いたが、バーガーを空振り三振。勝ち越し点だけは阻止した。

 千賀は前回20日(同21日)のマーリンズ戦に6回7安打2失点で12勝目をマーク。ただ、シーズン最終登板となったこの日、同点で降板したため、野茂英雄、田中将大に並ぶ日本投手のメジャー移籍1年目での13勝目は逃した。

 それでも200奪三振は95年・野茂の236、12年・ダルビッシュの221、07年・松坂大輔の201に次ぐ4人目の快挙。1年目での規定投球回到達は野茂、松坂、ダルビッシュ、前田健太に次ぐ5人目となった。

 また、防御率2・98でシーズンを終え、投球回に達して2点台でのフィニッシュは野茂(2・54)以来となった。

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