智弁和歌山撃破の高野山 3回戦で無念サヨナラ負け 35年ぶりの聖地は遠かった…

[ 2023年7月22日 14:47 ]

甲子園球場
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 第105回全国高校野球選手権(8月6日開幕、甲子園)の出場校を決める和歌山大会3回戦が22日に行われ、2回戦で甲子園4度の優勝を誇る智弁和歌山を破った高野山が、桐蔭にサヨナラ負けを喫した。

 5-5で迎えた9回。この回からマウンドに上がった2番手右腕の石井が制球を乱し、3四球を与えて2死満塁となると、最後は桐蔭・神崎に右前適時打を浴びて、サヨナラ負けとなった。

 2回戦の智弁和歌山戦で、2失点完投した背番号5の2年生右腕・酒井爽は8回まで6安打5失点で降板。最後は三塁を守っていた。

 高野山は初戦だった2回戦で、夏5連覇中の智弁和歌山を4―2で下す大金星を挙げた。1988年の夏以来、35年ぶりの甲子園出場を目指していたが、及ばなかった。72歳の伊藤周作監督は、中大監督時代に、阿部慎之助を1年時から2年間育てた指揮官としても知られていた。

 ▽高野山 1886年(明19)に創立。世界文化遺産に指定されている高野山の山上に位置する。135年の歴史を誇る真言宗の学校。全国で唯一認可されている宗教科では、四国お遍路や僧堂研修などを行う。66年選抜、88年夏と、春夏通じて甲子園には2度出場しており、いずれも初戦敗退。

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