阪神・西純の癖バレているのでは 広澤克実氏が指摘「ヤクルトは分かっているんでしょうね」

[ 2023年7月9日 21:00 ]

セ・リーグ   阪神1-0ヤクルト ( 2023年7月9日    甲子園 )

<神・ヤ>4回1死一塁、村上は二盗に失敗する。二塁手中野(撮影・北條 貴史)
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 阪神は9日のヤクルト戦に1-0で勝利し、連敗を2で脱出した。デーゲームで2位・DeNAが勝っていたため、負ければ首位タイで並ばれる危機だったが、何とか単独首位の座を堅守。チームを救ったのは、うれしいプロ初本塁打を放ったドラフト1位・森下と先発して7回無失点に抑えた西純だった。

 一方で、喜んでばかりはいられない点もあった。試合を中継したサンテレビには、元阪神打撃コーチで、スポーツニッポン評論家でもある広澤克実氏(61)が実況解説で出演。広澤氏が“おかしい”と警告したのは4回だった。

 場面は1死から左前打で出塁した村上が、続くオスナの打席でのカウント2-2からの5球目、西純が外角低めに152キロ直球を投げ込んだ際に、果敢に二盗を試みた。だが、梅野-中野と送られた送球でタッチアウト。一方でオスナはボールを見極めて、スイングはしなかった。この場面を広澤氏は、西純が投球の癖を盗まれているのでは、と指摘した。

 「村上の単独スチールというのはなかなか考えられないですが」と前置きした広澤氏はだが、「単独スチールをするためには、この西に投球フォームに癖があるというね。ヤクルトベンチが分かっているんでしょうね。でないと、村上が盗塁するのはよっぽど。投球の癖というのはホームかけん制か、というのが、どこかで出てしまっているのでは。じゃないと走らない」と解説し、「これは至急。この試合の後、けん制にどんな癖があるかをチェックしないとダメですね」と指摘した。

 共演した野球評論家の浜中治氏もこれには同調し「昨日も並木選手が走った時がありましたが。多分、癖がばれているような感じだった。スタートが早かった」と話していた。

 快勝の裏で、気になるプレーにもなった。

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