来日初白星の中日・メヒアは名古屋場所に興味津々「見に行きたいね」 愛称「チュン」は相撲由来?

[ 2023年7月9日 05:00 ]

セ・リーグ   中日5ー1広島 ( 2023年7月8日    バンテリンD )

<中・広島>好投し、宇佐見とグータッチするメヒア(撮影・椎名 航)
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 5月末に加入した中日・メヒアが来日3度目の登板で待望の初勝利を挙げた。6回1失点の力投。大先輩のビシエドとともにお立ち台に上がり、笑顔を振りまいた。

 「素晴らしい応援で初勝利できてとてもうれしい。今日は全ての球種が良かった」

 持ち前の制球力を発揮し、特に右打者のインハイの直球と左打者の膝元へのスライダーが抜群。連打を許さず、4回1死一塁の松山の左中間適時二塁打だけの最少失点で仕事を果たした。

 3月のWBCにパナマ代表で出場。1次ラウンドで敗退後は米マイアミでの日本―メキシコの準決勝をプライベートで観戦した。「村上選手とか凄かった。ファンとして見ていた選手と対戦できるのは光栄」。日本野球に対しても「どんないい投手でも、日本に来たら、私のように“もの凄くレベルが高い”と思う。WBCで優勝しているんだから」と敬意を寄せた。

 愛称「チュン」は、幼少期に相撲好きの祖父に付けられた。「当時、チュンと呼ばれている力士がいて。小さい頃は、ちょっと太っていたから」。くしくも9日から名古屋場所が初日を迎え、「月曜(11日)に妻が来日するんで、一緒に見に行きたいね」と最後までニコニコだった。(山添 晴治)

 ◇ウンベルト・メヒア 1997年3月3日生まれ、パナマ共和国出身の26歳。マーリンズ、ダイヤモンドバックスでメジャー通算8試合0勝5敗、防御率6・68。制球力が良く150キロ台の直球をカーブを軸に投球を組み立てる。今年3月の第5回WBCでは第1ラウンドの台湾戦で開幕投手を任されるなど2試合で計4回無失点。1メートル93、104キロ。右投げ右打ち。

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