ソフトバンクの夏男・柳田 右翼スタメン試合は3戦連発!零敗阻止する14号「いいスイング」と自画自賛

[ 2023年7月9日 05:00 ]

パ・リーグ   ソフトバンク1ー8楽天 ( 2023年7月8日    楽天モバイル )

<楽・ソ>7回、ソロを放った柳田(撮影・光山 貴大) 
Photo By スポニチ

 ソフトバンクの柳田悠岐外野手(34)が0―6の7回無死、零封負けを阻止する14号ソロを放った。これで守備に就いた試合は6月25日のオリックス戦(ペイペイドーム)以来3試合連発。肉体的負担を考慮され、DHとの併用が続いているが、攻守に不安を感じさせない活躍。4日に1軍昇格したアルフレド・デスパイネ外野手(37)の起用の幅も広がりそうだ。チームは連敗で、2位のオリックスとのゲーム差がなくなった。

 雨がやんでいた楽天モバイルスタジムにアーチの虹をかけた。0―6の7回、先頭・柳田がフルカウントからの8球目、楽天の先発左腕・辛島が投じたツーシームをすくい上げた。長い滞空時間の後に右翼席に飛び込む14号ソロ。体が開かないよう我慢し、一気に開放してバットのヘッドを走らせた柳田は「あれはバットが内側から出た。いいスイングができたと思う」と2試合ぶりの一発を自画自賛した。

 7月に入って打率・444、8打点。2本塁打と調子を上げてきた。昨年まで3年連続で打率3割をマークしている“夏男”。20年には打率・433、20打点、7本塁打と打ちに打ちまくった。「本当ですか?たまたまじゃないですか」と話したが、3年前を彷彿(ほうふつ)させる好調子だ。

 足のコンディションを考慮され、開幕から右翼とDHの併用が続き、この日はデスパイネがDHでスタメン出場し、右翼での先発出場だった。右翼スタメンでは6月25日のオリックス戦、6日の日本ハム戦と“3試合連続アーチ”。デスパイネを先発起用し、攻撃的なオーダーを組めるのは夏場の戦いにとってプラスだ。

 得点は柳田の一発だけに終わり、2連敗で7カードぶりの負け越しが決定。2位・オリックスとはゲーム差なしとなった。2夜連続で早々に先発が崩れる試合展開となり、藤本監督は「打線が調子いいと言っても、昨日と同じように6点を追いかける展開になったら気持ちのところもあるんでね」と話した。

 その中で光を放った主砲の一発。柳田は「体の状態はいい。あとはもっといいプレーができるよう準備していきたい」と話した。大敗に終わったが、主砲の充実ぶりは頼もしい。(森 寛一)

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年7月9日のニュース