巨人 勝てば3位浮上のはずが4発被弾11失点大敗 開幕投手ビーディいまだ白星なし4回途中5失点KO

[ 2023年4月30日 17:28 ]

セ・リーグ   巨人4―11広島 ( 2023年4月30日    東京D )

<巨・広>6回、代木の交代を告げた原監督(中央)はマウンドで仁王立ち(撮影・村上 大輔)
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 巨人は広島打線から今季最多となる4本塁打を浴び、3日ぶり今季2度目の2桁失点。11失点大敗で3位浮上を逃した。巨人が借金生活で4月を終えるのは2012年以来11年ぶり。

 新外国人投手として球団史上初の開幕投手を務めるも12球団の開幕投手で唯一白星がないビーディが上本、秋山の2発を含む8安打を浴びて4回途中5失点KOされ、4敗目。巨人の開幕投手が登板5試合目まで未勝利は1974年の高橋一三以来49年ぶりとなった。

 打線は1―5と4点を追う4回に中田翔、大城卓の連打から今季初スタメンだった広岡の中犠飛とブリンソンの左前適時打で2点を返して2点差に迫るなど一時は反撃態勢に。だが、2番手左腕・代木が6回につかまり、リリーフした3番手右腕・田中豊も広島打線の勢いを止められずマクブルームに3ランを浴びるなどこの回一挙5点を失った。9回には3イニング目のロングリリーフとなった4番手左腕・高梨が代打・磯村に一発を浴び、登板した4投手全員が失点する結果となっている。

 巨人は開幕ダッシュに失敗し、4月だけで3度の単独最下位転落。それでも前夜の広島戦で中田翔が逆転サヨナラ2ランを放つなど試合前までの直近6試合で5勝1敗と逆襲モードに入っていた。この日も勝って3連勝なら広島を抜いて3位に浮上、Aクラスは今月7日以来23日ぶりとなるところだったが、それを逃しただけではなく15失点零敗を喫した27日の阪神戦(甲子園)から3日ぶり、今季2度目の2桁失点で屈辱的な大敗となっている。

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