阪神・森下3三振…初の2軍降格 岡田監督「振れへんからな」 チームはハマスタ10連敗で陥落

[ 2023年4月17日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神1―2DeNA ( 2023年4月16日    横浜 )

<D・神>2回、空振り三振を喫し悔しい表情を見せる森下(撮影・岸 良祐)
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 わずか1日で阪神は首位陥落となった。1点差の惜敗。ついに横浜スタジアムで2年越しの10連敗となり、99~00年の球団ワーストに並んだ。鬼門に絡みつく“四重苦”。9イニングの試合では今季最短2時間24分の幕切れで、DeNA投手陣から今季最多タイの11三振を喫し、開幕13試合目で初めて1点差で敗れた。さらには過去2年、雨天中止翌日は10勝1敗と雨上がりは得意にしながら、6日の広島戦も含め今季はここまで2戦2敗と苦しむ。

 11三振は2日のDeNA戦以来、早くも2度目で、カード別では最多の41三振を喫した。この日に限れば3打席連続三振のドラフト1位・森下がその象徴。3試合ぶりに先発出場しながら、平良の前に2三振。1点を追う7回2死二塁では2番手・入江に3球で見逃し三振を奪われた。

 積極的なスイングで敵を仕留めてきた姿が完全に影を潜める。森下は「(7回の打席は)変化球か外角直球しか頭になかった。相手バッテリーの上をいけなかったので、負け」と実力不足を認めた。経験値が少ない分、糧にしたいところではあるが、岡田監督は「バットが出ない。振れへんからな。(7回の打席も)初球の球も振れとったのに、振れへんからな」と一刀両断。「状態は悪くない。早く結果を出したい」というルーキーの意気込みもむなしく、試合後には初の2軍降格が決まった。

 18日からは首位・広島と本拠地・甲子園での直接対決が待つ。戦場に身を置けない悔しさが、森下をまた一段と強くする。(八木 勇磨)

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2023年4月17日のニュース