東大の渡辺俊介Jr.　2年生の向輝ホロ苦リーグ戦デビュー　2回2失点

東京六大学野球・第2週第1日   東大1－9早大 （ 2023年4月16日    神宮 ）

＜早大・東大＞リーグ戦初登板で力投する東大・渡辺（撮影・木村　揚輔）
Photo By スポニチ

　1回戦2試合が行われた。東大は元ロッテ・渡辺俊介氏（現日本製鉄かずさマジック監督）の長男・向輝投手（2年）がリーグ戦デビューを果たした。

　東大の2年生右腕・渡辺が6回からリーグ戦初登板。2回を2安打2失点（自責0）と、ホロ苦いデビュー戦となった。

　「全然コントロールができなくて、全球真ん中を狙っている状態なのでまずはコントロールから」

　試合後は反省の言葉を並べたが、1イニング目の6回は直球、スライダー、カーブを駆使して3者凡退に封じた。

　フォームはロッテで通算87勝を挙げた父・俊介氏とそっくりのアンダースロー。「あまり意識はしていない。打者からの見えにくさを意識した結果」と明かしたが、父のロッテ時代の先輩にあたる対戦相手の早大・小宮山悟監督は感慨深げ。「マリンスタジアムの湯船に一緒に漬かっていた子供が、相手チームのマウンドでオヤジみたいに投げている姿を何ともいえない心境で見ていた」と語った。　（柳内　遼平）