プロ注目右腕のTDK・権田は「リリーフに適性」 元DeNAスカウト部長・吉田孝司氏が分析

[ 2023年3月7日 05:20 ]

JABA東京スポニチ大会第1日 Aブロック   TDK0-2王子 ( 2023年3月6日    神宮 )

<TDK・王子>7回から救援したTDK2番手・権田(撮影・村上 大輔)
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 元DeNAスカウト部長の吉田孝司氏(76)が、ドラフト候補のTDK・権田琉成投手(23)を分析。12球団スカウトが視察した東北を代表する右腕の魅力と課題を語った。

 最速は145キロ止まりだったけど馬力を感じたね。最速152キロの片りんは十分に見せてくれました。

 今年初めての公式戦だったので、まだまだこれからスピードは上がっていくだろう。2段モーションの投球フォームは左足を踏み出していく時にタメがあり、投手としてのセンスを感じさせる。前でリリースすることができた時のスライダーには切れがあった。

 長いイニングよりもリリーフに適性があると思う。気になるのは左足がアウトステップしてしまうところ。(DeNAの)山崎康晃のようにインステップする投手はプロにも多くいるが、力が伝わりづらいアウトステップする投手は少ない。2イニング目に投げた2、3球はシュート回転せず力のある直球だった。アウトステップせず左肩の開きを抑えることができれば球威はさらに増す。そしてドラフト指名も見えてくる。

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2023年3月7日のニュース