日本ハム・江越、古巣の阪神戦で逆転2点二塁打 両軍からの声援に「びっくりした。鳥肌が立った」

[ 2023年2月27日 06:00 ]

オープン戦   日本ハム8-6阪神 ( 2023年2月26日    名護 )

<日・神>7回、江越は左翼線に逆転の2点適時二塁打を放つ(撮影・北條 貴史)
Photo By スポニチ

 日本ハム・江越大賀外野手(29)が26日、古巣阪神とのオープン戦で決勝打を放った。交換トレードの相手だった渡辺諒に本塁打が出るなど阪神優勢で進んだ試合。1点差に迫って迎えた7回、1死一、二塁から左翼線への逆転2点二塁打を放った。悪送球が絡んで一気に自分もホームインすると、小さくガッツポーズした。

 初回の守備で浅間がフェンスにぶつかるアクシデントがあり、代わって中堅へ。場内アナウンスの瞬間に三塁側の阪神ファンまで加わった盛り上がりがあり「びっくりした。鳥肌が立った」という。「凄く応援してもらっていると感じてうれしい。何とか結果を出したかった」。気持ちがバットに乗った。

 前日25日、新庄監督からスイング時に「右足が動き過ぎる」と指摘を受けた。「後ろ(かかと側)に引き過ぎて、ぶれたり、引っかけたりというのが多かったので、意識してやった」。即効性のあるアドバイスだった。

 年々アピールチャンスが減った阪神時代から一転、実戦出場続きで疲労はあるが「今まで試合に全然出られなかったので、ありがたい」と笑った。9年目、30歳イヤーの大チャンス。逃さず、開幕1軍へ突き進んでいく。(和田 裕司)

続きを表示

2023年2月27日のニュース