日本ハム4番候補・野村 オフのテーマは打球速度向上 松本剛を参考に安打量産へ

[ 2022年10月31日 01:16 ]

フェニックス・リーグ   日本ハム11―3四国IL選抜 ( 2022年10月30日    アイビー )

フェニックス・リーグ、四国IL選抜戦で1安打1打点の活躍を見せた日本ハム・野村
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 日本ハムの野村佑希内野手(22)が30日、フェニックス・リーグ、四国IL選抜戦に「3番・一塁」で出場して1安打1打点を記録した。

 初回1死一塁、野村が右方向に放った痛烈な打球はぐんぐん伸び、右翼手の頭を越える二塁打となった。この一打が続く4番・清宮の先制2点二塁打をお膳立て。「真っすぐに癖のある投手だったので、強引にいかずに向こう(右方向)に長打を打つ意識だった」と振り返った。チームの11得点の中、自身も犠飛で1打点を挙げた。

 今オフのテーマは平均打球速度のアップだ。来季の目標に打率3割と最多安打獲得を掲げる4番候補は、これまで長距離砲を目指して「打球を上げよう」と取り組んできたが、自主トレ仲間の松本剛が長打を捨てて首位打者を獲得したのを見て、プロで生き抜くための自身の長所を考えた。中距離打者としてライナー性の打球を増やすことを決意した。

 凡打も含めた今季の全打球の平均速度は「137、8キロ。(他の打者と比べて)あまり速い方ではなかった」という。「頑張って3キロくらい上げられれば、(野手の間を)抜けていく打球が増える」と説明した。今オフは打球速度アップへ、振り込みを継続する考えだ。

 自主トレ仲間だった杉谷が28日に今季限りでの現役引退を表明。引退会見で「連絡がなかった」と暴露された野村は「直接言った方がいいと思った。次に会った時に言います」ときっぱり口にした。自主トレは杉谷が抜けても、今オフも松本剛ら同じメンバーで行う予定。「(杉谷は)食事がいっぱいあるのにいっぱい作ってみんなが残してしまう。何回か失敗しているので、(食事係は)大丈夫。(手伝ってほしいのは)ボール拾いです」とサポートを呼びかけた。(東尾 洋樹)

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2022年10月30日のニュース