オリ26年ぶり日本一 イチロー氏「ファンの方々の想いと期待に最高の結果で応えたこと、見事でした」

[ 2022年10月30日 23:08 ]

SMBC日本シリーズ2022第7戦   オリックス5-4ヤクルト ( 2022年10月30日    神宮 )

イチロー氏(AP)
Photo By AP

 オリックスは30日「SMBC日本シリーズ2022」第7戦でヤクルトに勝利し、26年ぶり5度目の日本一に輝いた。前回96年はイチローを擁し、仰木彬監督が長嶋茂雄監督率いる巨人を倒した伝説のシリーズだ。

 前回チームメートとして戦った中嶋監督率いるオリックスは、今シリーズでは22日の第1戦で「2年連続投手4冠」のエース・山本が負傷降板するアクシデントにもひるまず、全員野球で2敗1分けから4連勝で頂点を勝ち取った。

 日本一に輝いたチームに対して、イチロー氏は談話を発表。「オリックス・バファローズの皆様、日本一おめでとうございます。ファンの方々の想いと期待に、リーグ2連覇と日本一という最高の結果で応えたこと、見事でした。26年前、『がんばろうKOBE』を合言葉にファンの方々と共に闘った熱い気持ちを、僕の中にも呼び起こしてくれました。当時を共に闘った中嶋監督のもと、若い選手達が新たな歴史を刻んでいってくれることを期待しています。シアトル マリナーズ イチロー」と、チームを称えた。

 昨年はイチロー氏はリーグ優勝の際に「日本一を期待しています」とチームに呼び掛けていたが、ヤクルトに敗戦。その雪辱戦にも勝利し、オリックスは見事に26年ぶりに頂点に立った。

【昨年、リーグ優勝した際のイチロー氏の談話】
 「オリックス・バファローズの皆様、リーグ優勝おめでとうございます。95年の阪神淡路大震災を経験し、『がんばろうKOBE』のもと、ファンの皆さんと気持ちをひとつに闘い優勝したことは、今も私の心に刻まれています。あれから長い年月を経て、当時オリックスの先輩だった中嶋選手が監督として、そして当時まだ生まれていなかった選手たちも一緒に、25年ぶりにチームをリーグ優勝に導いたことは大変感慨深いです。今日の優勝は、あの忘れられない日々を共にしたファンの方々にとっても、当時を知らないファンの方々にとっても、熱い気持ちを呼び起こしてくれたのではないでしょうか。当然次は日本一、期待しています。シアトル マリナーズ イチロー」

続きを表示

この記事のフォト

2022年10月30日のニュース