オリ96年日本一戦士・本西厚博氏もV見届けた「中嶋監督は仰木さんとヒルマン監督足して2で割った感じ」

SMBC日本シリーズ2022第7戦   オリックス5－4ヤクルト （ 2022年10月30日    神宮 ）

本西厚博氏

　26年前の日本一戦士で現クラブチーム・ハナマウイ野球部監督の本西厚博氏（60）も千葉の自宅で大喜び。「優勝おめでとうございます。久々の日本一。しっかり見届けました」とお祝いコメントを贈った。

　左翼・田口、右翼・イチローを左右に、守備範囲の広いセンターとして優勝に貢献した本西氏。だが、当時の優勝した喜びよりも「あの守りの場面が一番の思い出ですね」と笑った。
　3勝1敗で迎えた巨人との日本シリーズ第5戦の4回。井上真二の打球をセンターでノーバウンド捕球した。だが、二塁塁審がヒットの判定。「あれはちゃんと捕球していましたから」。仰木彬監督が猛抗議し、守っていた野手全員をベンチへ引き上げさせた。

　「ああいう1球の判定で試合の流れが変わりますからね。マウンドの星野（伸之）が降板。でも、自力の差でなんとか優勝できました」と懐かしそうに振り返った。

　日本一の要因については「最後は山崎颯が打たれたけど、救援陣の差が勝敗を分けました」と分析した。巧采配を振るった中嶋監督については「仰木さんとヒルマン監督（日本ハム）を足して2で割った感じでしょうか。データ重視して、リーダーシップも発揮してました」とかつてのチームメートに賛辞を贈っていた。