森繁和氏 広島・秋山は「らしさ」出た4打席 中軸固定されているなら、やはり1番打者で起用したい

[ 2022年7月8日 22:54 ]

セ・リーグ   広島2-9中日 ( 2022年7月8日    バンテリンD )

<中・広>6回、秋山はこの日2安打目となる安打を放つ(撮影・椎名 航)
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 秋山は4打席とも全て3球以内。積極的に打ちにいく姿勢、持ち味は変わっていなかった。「らしさ」が出ていたと思う。元々高い技術の持ち主だが、2安打が出て本人もホッとしたのではないか。

 渡米前に対戦経験のある松葉。それでも初回の第1打席は走者のいない2死の場面で、じっくり見ていこうとしたのだろう。3球三振に終わったが続く3回に中前適時打。決していい当たりではなかったものの、結果的に安打になったのが大きい。この移籍後初安打があったから、6回の第3打席は先頭打者として初球から打ちにいけた。1本出て気持ちも楽になっていたはず。緩いカーブを引きつけての快打だった。

 カウントを追い込まれた場面での打撃などは見られなかったが、印象はかつてと変わらない。あと注目は打順。クリーンアップが固定されているなら、やはり1番打者で起用したい。この日は円陣で声出しもしていた。菊池涼や会沢ら侍ジャパンの同僚もいるし、チームに溶け込むのも早いだろう。(本紙評論家)

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