巨人・岡本和が通算150号!ミスター超え球団右打者最年少25歳10カ月

[ 2022年5月30日 05:30 ]

交流戦   巨人2―7日本ハム ( 2022年5月29日    札幌D )

<日・巨>2回、通算150号となる15号ソロを放つ岡本和(撮影・島崎忠彦)
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 理想的な一打で節目を飾った。巨人・岡本和が2回、一時は同点とする15号ソロ。25歳10カ月での通算150号に到達は、右打者では長嶋茂雄を抜き球団最年少記録となった。

 「点を取られた後だったのでなんとか塁に出ようと思っていきました。ホームランになってよかった。ここ2試合打てていなかったですけど、達成できてよかった」

 メモリアル弾は逆方向の右翼席へ叩き込んだ。根本の初球、外角高めの144キロ直球を逆らわずに打ち返した。逆方向への一発は4月29日の阪神戦以来1カ月ぶり。「元々引っ張れるバッターではない」といい、打撃練習では必ず逆方向へ打ち返す練習から始める。練習通りしっかり呼び込めている分、ポール際の打球もファウルにならなかった。

 不動の4番の区切りの一発。原監督は「まだまだ通過点。いつだって今日より明日という気持ちを持ち続けることが大事。数字というものは後になって付いてくるものと本人も思っていると思う」とさらなる成長に期待した。巨人の4番弾も139本目。並んでいた松井秀喜を抜き、ラミレスと並ぶ球団歴代5位となった。

 投手陣が打ち込まれ日曜日は6連敗。主砲のメモリアル弾は空砲となったが、指揮官は「きっかけになればいい」と前向きだった。(小野寺 大)

 《634試合目は球団日本人最速》岡本和(巨)が29日の日本ハム戦で通算150本塁打。プロ野球178人目、巨人では14人目となった。初本塁打は15年9月5日のDeNA戦で砂田から。634試合目での到達は、球団ではクロマティの612試合に次ぎ、原辰徳の645試合を抜く日本人最速となった。また、25歳10カ月は山田(ヤ)の25歳11カ月を抜くプロ野球10番目の年少記録。球団では王貞治、松井秀喜の24歳1カ月に次ぐ3番目で、右打者では長嶋茂雄の27歳5カ月を抜く最年少となった。なお、岡本の4番での本塁打は139本目。巨人では138本の松井を抜いて、ラミレスに並ぶ5位タイに浮上した。

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2022年5月30日のニュース