浦和学院 関東第一下し、無敗で5年ぶり7度目の優勝

[ 2022年5月30日 05:30 ]

春季高校野球関東大会・決勝   浦和学院4―1関東第一 ( 2022年5月29日    宇都宮清原 )

春季関東大会で5年ぶり7度目の優勝を飾った浦和学院ナイン
Photo By スポニチ

 第74回春季高校野球関東大会は29日、栃木県の宇都宮清原球場で決勝が行われ、浦和学院(埼玉1位)が関東第一(東京1位)を4―1で下し、5年ぶり7度目の優勝を飾った。今春のセンバツでは4強入り。関東では無敗のまま、集大成の夏へ臨む。

 浦和学院ナインは、春の関東王者に輝いても淡々と整列した。主将の八谷晟歩(せいほ=3年)は「今大会はエラーが多い。今日は勝って反省したかった。また足元を見つめ直したい」と約1カ月半後となる夏の埼玉大会へ気を引き締めた。森大監督も「センバツからバーンアウトを心配したけど、もう一度甲子園に出たい気持ちを感じた。春を勝ち切ったことは収穫になる」と手応えを口にした。

 視線の先には全国がある。2回に中前適時打を放ち、9回は遊撃から投手として締めた金田優太(3年)は言う。「夏は大阪桐蔭を倒したい」。前日はセンバツ決勝の再現となった近畿大会準決勝の大阪桐蔭―近江戦の映像を見届け「近江はセンバツで負けた相手。やはり気になります」。聖地での再戦を目指す。(伊藤 幸男)

続きを表示

2022年5月30日のニュース