阪神“安心の岩崎”初実戦わずか12球で3人斬り 「問題なく投げ終えることができたのでそこが一番」

[ 2022年3月13日 05:30 ]

オープン戦   阪神3ー0中日 ( 2022年3月12日    甲子園 )

<神・中>7回1イニングを抑えた岩崎(左は坂本)(撮影・成瀬 徹)
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 待望のマウンドで、貫禄の投球を見せつけた。阪神・岩崎の名がコールされると一段と強くなった客席からの拍手。今春初の対外試合登板で首脳陣、ファンに安心をしっかり届けた。

 「とりあえず問題なく投げ終えることができたので、そこが一番なのかなと思います」

 1月下旬に新型コロナウイルスに感染した影響でキャンプ中の実戦登板はなし。8日に鳴尾浜でシート打撃に登板し、ようやくたどり着いた実戦だった。まだまだ状態を上げていく過程の中でも根尾、平田、山下をわずか12球で料理。伸びのある直球、キレ味鋭いスライダー、チェンジアップで格の違いを見せつけ、あっという間にマウンドを降りた。

 シート打撃の際には本調子でなかったことを明かしていたが「今日は今日で良かったのかなと思います。まだまだ上がってくると思いますし、ここから開幕に向けてしっかり準備をしていきたい」と淡々。矢野監督も「任せておいて心配ない」と全幅の信頼を置く。昨年もコンディション不良でオープン戦初登板が3月20日までズレ込みながらも開幕に間に合ったことを考えても、着実にステップを踏んでいっている。

 セットアッパーか守護神かポジションは正式に決まっていないものの、8、9回でコンビを組むケラーが試合前にシート打撃に登板。「やりやすいように投げてもらうことが一番だと思うので、コミュニケーションを取って、チームになじめるようにやっていければ」と気遣いも口に。結束して強固なブルペンを形成していく。(遠藤 礼)

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