【ソフトB・又吉 インタビュー(下)】独立でも稼げるんだという証を示したかったのでFA宣言した

[ 2022年2月26日 06:00 ]

若手の練習を笑顔で見つめる又吉(右端)(撮影・岡田 丈靖)
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 ※インタビュー(上)から続く。

 ――独立リーグ出身で初めてFA権を行使し加入。育成の藤井皓哉投手も独立リーグの高知から今季加入しアピール中だ。独立リーグで何を学んだか。
 「独立から出てきたと聞くと“あっ本当か”となる。藤井には本当にケガせず、チャンスをプロでつかんでほしい。2桁背番号になって中継ぎに入ったらライバル。負けないようにやりたいですね。僕がFA(宣言)した理由も“独立でも稼げるんだ”という証を示したかった。僕は(元広島で)現セガサミーの西田(真二)監督に“独立にいてもカネにならん。プロに行くことではなくプロで稼ぐことを目標とせえ。稼いで初めてプロ”とずっと言われていた。それまでは“プロに行ければいいや”だった。目標が切り替わったのは西田さんのおかげ」

 ――1月に結婚も発表した。マイブームや趣味はあるか。
 「いろんな雑学を浅く、広く調べる。雑学集めが昔から好き。ゴルフ、車、時計、インテリア、香水、服のメーカーなど常に検索しています。妻と晩酌をしていて炭酸水に“天然水仕立て”と書いていて、何だろうね?と調べ始めたら(妻に)“マジでどうでも良くない?”と(笑い)。どうでもいいことを調べる。そんなことばかりやってますね」

 ――パ・リーグで対戦したい打者は。
 「それこそ(沖縄)県民じゃないですか。山川(西武)だったり。確か杉本(オリックス)に(1軍で)まだ投げてなくて。ラオウには4年くらい前にとんでもない本塁打を2軍で打たれた。あれだけの打者ですしラオウに投げてみたいな。あとは交流戦で中村奨吾(ロッテ)と独立リーグの先輩、角中さんに打たれた。そこはしっかりやり返したいというのはあります」

 ――プロ人生第2章が始まる。求めたいことや、こだわりは。
 「(元中日の)岩瀬(仁紀)さんの登板数(1002)の半分ぐらいはいってみたい。岩瀬さんに引っ付いて回って、いろいろと教えてもらったので試合数で追いつけたら。ホークスに来たし、優勝に貢献できるようにやりたいというのは一番、強い。呼んでいただいたのなら貢献して野球人生を終えたいと思います」

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2022年2月26日のニュース