巨人・吉川 対外試合初スタメンで攻守で存在感 「結果にこだわってやっていきたい」

[ 2022年2月26日 20:30 ]

オープン戦   巨人1―3広島 ( 2022年2月26日    縄セルラー )

<オープン戦 巨・広>2回2死、安打を放つ吉川(撮影・河野 光希)
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 巨人・吉川尚輝内野手(27)が26日、広島とのオープン戦に「7番・二塁」で出場。3打数1安打、守備でも好守を連発した。広岡、中山ら若手野手陣がアピールする中、対外試合6試合目での初スタメン。フル出場し、攻守で存在感を見せた。

 武器の守備でリズムに乗った。2回。小園のボテボテの打球に素早くチャージをかけ、ランニングスロー。「最初の守備機会だったんで、とにかくアウトにするつもりで行った」。好プレーにスタンドから拍手で称えられた。「守備が持ち味だと思っている。しっかりこなせたので良かった」と6度の守備機会も無失策。昨季、二塁で99試合に出場し、リーグトップタイの守備率・992を誇った27歳が違いを見せた。

 打撃でもアピールだ。2回の第1打席では、大瀬良の140キロのカットボールを捉え右前へ。「しっかり芯で捉えられた」とオープン戦最初の打席で「H」ランプを灯した。キャンプでは強く振ることをテーマに振り込んだ。3打数1安打も「まだまだもっと練習して、しっかり1発で捉えられるようにやっていくだけ」。シーズンを見据え、確実性も求めていく。

 若手の底上げがテーマのキャンプ。広岡、中山を二塁で先発起用していたため、対外試合6試合目で初スタメンだった。それでも「思い切ってアピールできるように、いい準備をしながら臨めた」と一発解答。元木ヘッド兼オフェンスチーフコーチは「ちょっと我慢していたからね。俺らに“いるぞ!”っていうのをアピールしてくれている。凄く良いこと」と目尻を下げた。

 「まだまだアピールしてやっていきたい」と吉川。結果にこだわり、攻守で違いを見せ続ける。(小野寺 大)

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2022年2月26日のニュース