前川右京、楽しいやな! 阪神・矢野監督が、期待のドラ4を1軍実戦で直々チェック案

[ 2022年2月23日 05:30 ]

阪神・前川
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 期待の高卒ルーキーを生チェックだ。阪神・矢野燿大監督(53)が22日、2軍安芸キャンプで打撃好調のドラフト4位・前川右京外野手(18=智弁学園)を、キャンプ終了後の3月上旬にも1軍練習に招集する考えを明かした。

 「みんなね、前川も“いい”と聞いているし、豊田も、(井上)広大も。そういうのは聞いている。投手でも何人か“いいよ”というのは聞いている。この沖縄での入れ替えは、ちょっと時間がないけど、もちろん、キャンプが終わった時点で呼ぶということはあり得る」

 安芸の情報は平田2軍監督らから随時、入手している。中でも最初に名前を挙げた前川は、キャンプ前には宜野座組に参加させることも検討していた期待のホープだ。実際、安芸での練習試合3試合では計4打数3安打3四球、打率・750、出塁率は驚異の・857。20日の西武2軍戦で2本の二塁打を左右に打ち分け、平田2軍監督からも「堂々としているし、しっかり振れている」と、高校生離れした存在感を認められた。

 今月末までの春季キャンプが終われば、1軍は3月4日から甲子園で楽天とのオープン戦、2軍は同日から鳴尾浜で教育リーグ・オリックス戦。沖縄と高知という距離の壁がなくなり「昇格・降格」という形ではない入れ替えも可能になる。

 「鳴尾浜でも2軍の試合があるし、投手が向こう(2軍戦)で投げるというのも、下で見られていないヤツはこっち(1軍)に呼んで見るというのもある」

 高卒3年目の井上、ドラフト6位・豊田(日立製作所)らとともに前川も早いタイミングで甲子園に呼ばれることになりそうだ。「1軍見学」的な意味合いもあるにせよ、アピール次第ではそのまま昇格の可能性も十分。金の卵の動向に注目だ。 (山添 晴治)

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