阪神・秋山 先発完投型へモデルチェンジ目指す スアレス不在のブルペン陣負担軽減へ

[ 2021年12月7日 05:30 ]

阪神・秋山

 2年連続2桁勝利を達成した次に阪神・秋山が見据えるのは先発完投型へのモデルチェンジだ。「完投すると、やっぱり気持ちいい。先発をしている以上は、完投数は増やしたい」。今季は1度、それも降雨コールドで終わった7月9日の巨人戦(6回0/3、1失点)しかなかった完投を増やし、ブルペン陣の負担軽減を期した。

 最後までマウンドに立つことへのこだわりは、5年ぶりの中継ぎ体験でより強くなった。前半戦最終盤にブルペン待機。7月14日のDeNA戦に2番手で登板して2回を無失点に抑えた。2点劣勢の6回からの登場だったことに「先発として、責任持って投げないと。これだけ(中継ぎに)迷惑かけているんだなと感じた」と大変さを思い知った。

 23試合に先発して平均5・7回。10勝を挙げながら、132回2/3にとどまって規定投球回には届かず、「来年は(規定投球回に)乗れるように」と気持ちを新たにした。

 今オフは捻転動作をテーマに柔軟性や可動域を広げ、投球にパワーを生み出すトレーニングに取り組み、完投型への肉体改造にも余念がない。メジャー移籍が決まったスアレスの穴を埋めるためにも、先発として1イニングでも長く投げ抜く決意だ。(長谷川 凡記)

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2021年12月7日のニュース