阪神・梅野 初の3年契約結び、来季は年俸1・6億円「率直に阪神で優勝したい」 FA権行使せず残留

[ 2021年12月7日 16:00 ]

契約更改交渉を終えた阪神・梅野は球団旗を前にポーズをとる(撮影・大森 寛明)
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 阪神の梅野隆太郎捕手(30)が7日、西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、5000万円増の年俸1億6000万円でサインし、新たに3年契約を結んだ。

 今年5月に取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使せず、残留を表明。「率直にこの阪神タイガースで優勝したい。そして、この最高の仲間、後輩、先輩、スタッフとともに、そしてファンとともに優勝という頂きに立てるよう皆で勝ち取りたいなと思い、決断させてもらいました」と残留理由を説明。

 球団からは「梅野なくして、優勝はない」という言葉をかけてもらったといい「うれしいお言葉をいただき、そういう思いで来季もプレーしていきたい」と決意を新たにした。

 今季は125試合で先発マスクをかぶり、得点圏打率・321の勝負強さを誇る「恐怖の8番」として奮闘も、チームはわずか5厘差、ゲーム差0でヤクルトに敗れ、優勝を逃した。「その差は数字だけで言ったら小さいと感じるものもあるかもしれないが、発展途上のこの若い選手で戦っている中で収穫もあり、優勝を逃すことは大きな壁でもある」とこの1年を振り返り「数字を追いかけるというよりも自分たちのやるべき野球を1試合でも2試合でもやることによって、その積み重ねが優勝という大きなところにたどり着ける」ときっぱり。

 来季へ向けて「小さかったと感じず、大きかったと感じて、来季も優勝目指して頑張りたいなと思います」と誓った。

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2021年12月7日のニュース