ヤクルト20年ぶり日本一! 延長12回に“代打の神様”川端が決勝打 マクガフ10回から投げ切った!

[ 2021年11月27日 23:05 ]

SMBC日本シリーズ2021第6戦   ヤクルト2―1オリックス ( 2021年11月27日    ほっと神戸 )

<日本S オ・ヤ(6)>日本一を喜ぶ中村(右端)らヤクルトナイン(撮影・大森 寛明)
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 ヤクルトが今シリーズ初めて突入した延長戦を2―1で制してオリックスに1点差勝ち。対戦成績を4勝2敗として2001年以来20年ぶり6度目となる日本一に輝いた。1―1で迎えた延長戦ラストの12回、2死二塁から代打の切り札・川端慎吾内野手(34)が左前に決勝タイムリーを放った。なお、セ・リーグのチームが日本シリーズを制するのは2012年の巨人以来9年ぶり。20年前にリリーフエースとしてリーグ最多のシーズン37セーブを挙げ、胴上げ投手となった高津臣吾監督(53)は前年のリーグ最下位から就任2年目で一気に頂点へと上り詰めた。

 1―1のまま迎えた延長12回だった。この回も無得点ならヤクルトのこの日の勝利はなくなるところだったが、2死走者なしと追い詰められてから劇的な瞬間が訪れた。塩見が左前打で出塁し、バッテリーエラーで二塁へ進むと、代打・川端が左前へ勝ち越しの適時打。その裏は、10回途中から3イニング目の回またぎとなった守護神マクガフが無失点に抑えて逃げ切った。開幕戦で1死も取れずに3失点してサヨナラ負けを喫し、第5戦でも9回に代打ジョーンズに決勝ソロを浴びて2敗を喫しているマクガフは4奪三振で無安打に抑え込んだ。

 先発右腕・高梨が7三振を奪い、5回途中1失点と力投。5回に塩見の左前適時打で先制した直後に追いつかれて降板したが、初回から力投を見せて試合をつくった。打線は開幕戦で6回9三振を喫した山本に2度の3者連続を含む11三振を喫して9回まで6安打1点に抑えられたが、最後は劇的な勝利。日本シリーズでの6試合連続2点差以内は史上初で、歴史に残る熱戦を締めくくった。

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