ヤクルト・奥川 笑顔満開の7回1失点 村上の一発で勝利投手の権利が復活し、降板

[ 2021年11月20日 21:06 ]

SMBC日本シリーズ2021第1戦   ヤクルト―オリックス ( 2021年11月20日    京セラD )

<オ・ヤ>5回2死一、二塁、吉田正を中飛に打ち取りガッツポーズする奥川(撮影・椎名 航)
Photo By スポニチ

 ヤクルトの奥川恭伸投手(20)がオリックスとの「SMBC日本シリーズ2021」初戦に先発登板。7回6安打1失点と好投し、勝利投手の権利を得て降板した。

 両チームの顔合わせで日本シリーズが行われるのは1995年以来26年ぶり。セ・パ両リーグともに前年最下位から優勝を果たすという史上初の対決は予想通りの投手戦となった。10日のクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ初戦で巨人、ロッテに完封勝利した右腕同士の対決。パの最多勝、最優秀防御率、最多奪三振などタイトルを総なめにしたオリックス・山本由伸投手(23)が好投すれば、奥川も負けじと好投を続け、5回までお互いにゼロ行進が続いた。

 先手を取ったのはヤクルトだった。球数が増えて疲れの見える山本から山田、サンタナが2四球を得て1死一、二塁のチャンスに奥川とバッテリーを組む選手会長の中村が中前適時打。待望の先制点をものにした。リードも束の間。奥川が7回、代打・モヤに同点弾を浴びて試合は振り出しに。だが、直後の8回、主砲の村上が値千金の勝ち越し2ラン。奥川に勝利投手の権利が復活した。

 奥川の投球内容は7回で打者29人に対して97球を投げ、6安打1失点。3三振を奪い、与えた四球は2つだった。

 ▼ヤクルト・奥川 日本シリーズの大事な初戦を任せていただいて凄く緊張がありました。自分的には良い内容とは言えないのですが、中村さんのリードであったり野手の方の守備に助けてもらいながら、7回までは投げることができました。村上さんのホームランに痺れました。

続きを表示

2021年11月20日のニュース