エンゼルス・大谷 高まる市場価値 球界最高俸の年俸57億円、総額456億円の声も

[ 2021年11月20日 02:30 ]

エンゼルス・大谷 満票でMVP受賞

満票でア・リーグMVPに選出された大谷
Photo By スポニチ

 満票MVPでエンゼルス・大谷の価値はさらに上がった。来季までの2年契約を結んでおり、FAとなるのは早くて23年シーズン終了後だが、仮に今、FA市場に出られれば球界最高俸となる年俸4000万ドル(約45億6000万円)以上と多くの球界関係者が声をそろえ、中には5000万ドル(約57億円)以上という指摘もある。総額で4億ドル(約456億円)以上の大型契約も夢ではない。前例のない投打二刀流だけに、前例ない数字が浮かぶ。

 一方で球団、代理人、本人の思惑は三者三様だ。まず球団。トラウト、レンドンで年俸3600万ドル(約41億円)以上で、契約期間5年以上の大型契約を2つ抱え、果たして大谷も長期契約で加えることは可能なのか。もしFAとなる2年後に大谷を引き留める気がないなら、トレード価値が高いうちに出す選択肢も浮上してくる。

 代理人のネズ・バレロ氏にしてみれば、27歳でMVPのこのタイミングで長期大型契約を結びたい。そんな中、大谷は「勝ちたい」と言っている。金額だけで動き長期契約を結ぶことは考えにくい。

 来季の大谷の年俸は550万ドル(約6億2700万円)。市場価値の15%以下だ。このオフに契約見直しなどへの動きがあってもおかしくはない。(奥田秀樹通信員)

続きを表示

2021年11月20日のニュース