オリ・山岡が1軍合流 日本S救援待機浮上!! 16日実戦形式でテス投 9月右肘手術「もう痛みない」

[ 2021年11月16日 05:30 ]

<オリックス練習>キャッチボールを行う山岡(撮影・北條 貴史)
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 オリックスは15日、20日に開幕するヤクルトとの日本シリーズへ向けた全体練習を本拠地・京セラドームで再開した。9月に右肘を手術した山岡泰輔投手(26)が合流。25年ぶり日本一への使者として、リリーフ待機する可能性が出てきた。

 これは計り知れない勇気を与えたはずだ。山岡が合流し、チームメートから拍手で迎えられて練習がスタートした。きょう16日の実戦形式に登板して“一発合格”すれば、20日開幕の日本シリーズで救援待機する。

 「最後に投げるチャンスを与えてもらえたら、投げたい気持ちはあります。明日(実戦形式で)投げさせてもらえるので、そこ次第なので。アピールじゃないですけど、今できることをしっかりとやりたい」

 6月22日の日本ハム戦に先発して初回を終えたところで右肘の違和感で降板し、離脱を強いられた。8月15日のウエスタン・リーグの阪神戦で復帰。同24、25日の同戦で1イニングずつの中継ぎ連投テストに臨んだところ「骨折(ひび)」が見つかり、9月17日に岡山県内の病院で右肘クリーニング手術を受けた。本来なら今季絶望――だった。12試合で3勝4敗、防御率・3・89。悔しい5年目の最後に日本シリーズという大舞台を用意して、待っていてくれた。

 「本当に感謝しかないです。ケガした時から、みんなは日本シリーズは間に合うんじゃないかと言ってくれていて、(自分も)ここに合わせてきた」

 術後3週間の10月上旬にキャッチボールを再開し、10月下旬にブルペン入り。合流初日は約60メートルの遠投で調整し、患部をかばう様子は一度もなかった。「もう痛みがないところまで来ました」。19年には13勝(4敗)を挙げた主戦格。普通に腕を振れる状態なら、これ以上ない戦力が加わることになる。

 「役割はどこでも、投げられるところで、こだわりはないです」

 救援で1イニングだけかもしれない。1人だけかもしれない。それでも25年ぶりの日本一には、いなくてはならない男だ。

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