槙原寛己氏 エンゼルス・大谷のオフの過ごし方に助言「体を使い続けた方が間違いなく来季につながる」

[ 2021年11月16日 05:30 ]

会見する大谷(撮影・尾崎 有希)
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 エンゼルス・大谷翔平の会見をオンラインで見させてもらった。表情などを見ても精神的には既にリセットされているなと感じた。問題は二刀流で酷使した体だが、それほど休む必要はないと思う。特に肩、肘。我々の時代は休ませることが第一のような考え方もあったが、今の選手は違う。この日もスローイングをすると言っていた。オフも使い続けた方が間違いなく来季につながる。

 隔離期間もトレーニングを行っていたという。改めて大谷翔平という選手は野球中心の生活で生きているなと思った。でなければ、あれほどずばぬけた成績は残せない。来季はもっともっと高いレベルで。食事での栄養の取り方にも言及していた。ウエートトレーニングなどもさらに厳しく行うだろうし、投打二刀流を進化させるために体の全体を鍛えるオフになるだろう。

 大谷は今季9、10月に優勝争いができず、プレーオフにも進出できなかった。やはりチームの優勝こそが選手にとって最上の喜びだ。もう既に来季は始まっている。彼の表情を見てそう感じた。(スポニチ本紙評論家)

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