日本ハム FA権取得の西川、秋吉、大田へ来季契約を提示せず 稲葉GM「移籍先選択できることが重要」

[ 2021年11月16日 14:08 ]

日本ハムの(左から)西川遥輝選手、秋吉亮選手、大田泰示選手
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 日本ハムは16日、海外フリーエージェント(FA)資格を取得している西川遥輝外野手、国内FA資格を取得している秋吉亮投手、大田泰示外野手とFA資格について協議した結果、2022年度の契約を提示せず、野球協約第66条の保留手続きを行わないことになったと発表した。

 稲葉篤紀GMは球団を通じ「3選手と来季以降のプレー環境について協議した結果、選手が取得した権利を尊重し、ノンテンダーとすることを選択しました。選手にとって制約のない状態で、海外を含めた移籍先を選択できることが重要と考えた結果です。昨年も、ノンテンダーの村田透投手と再契約した例があるように、ファイターズとの再契約の可能性を閉ざすものではありません」とコメントした。

 ▽野球協約 第66条(保留の手続)
 球団は毎年11月30日以前に、コミッショナーへその年度の支配下選手のうち次年度選手契約締結の権利を保留する選手(以下、「契約保留選手」という。)、任意引退選手、制限選手、資格停止選手、失格選手を全保留選手とし、全保留選手名簿を提出するものとする。

 ▽ノンテンダーFA ノンテンダー(Non―Tender)のテンダーは提出、申請の意。メジャーでは、40人枠で出場登録が合計6年未満の選手に対して来季契約の意思表示をする期限が毎年12月に設定されており、ここで保有権を放棄された選手はFAとなる。

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