ソフトバンク 来季3軍監督は小川史氏 拡大方針のファーム、長所を引き出す指導に白羽の矢

[ 2021年10月29日 05:35 ]

小川史氏(ソフトバンクホークス提供)
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 ソフトバンクの来季3軍監督に小川史プロスカウトチーフ(61)が就任することが28日、分かった。78年にドラフト外で西武に入団し、ソフトバンクの前身である南海でも堅実な守備でチームに貢献。96年限りで現役引退し、11年に3軍監督としてソフトバンクに復帰し、12、13、15年にも同職で若手を鍛えた。14年にはヘッドコーチとして当時の秋山幸二監督を支え、リーグ優勝と日本一に貢献した。

 チームは来季から育成選手を10人程度増やし、3軍の試合数を現在の約80から140程度まで増やす方針を掲げている。先月4日にはメキシコ、ドミニカ共和国出身の16~21歳の有望選手と契約を結んだと発表。今秋の育成ドラフトでは史上最多14人を指名した。ファームを拡大するにあたり、選手の長所を引き出す指導に定評があり、実績豊富な小川プロスカウトチーフに白羽の矢が立った。

 また、倉野信次ファーム投手統括コーチ(47)が今季限りで退団することも同日までに分かった。

 ◇小川 史(おがわ・ひろし)1960年(昭35)6月6日生まれ、千葉県市川市出身の61歳。千葉・浦安高から78年ドラフト外で西武に入団。82年にトレードで南海(現ソフトバンク)へ移籍し、96年限りで現役を引退。通算1006試合、469安打、打率・237。現役引退後は楽天のスカウトなどを経て、11~13、15年にソフトバンク3軍監督、14年に同1軍ヘッドコーチを歴任。右投げ右打ち。

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