DeNA、鈴木尚典氏入閣 1軍打撃部門で12年ぶりコーチ就任 日本一知る番長と再タッグ

[ 2021年10月29日 05:32 ]

DeNAに入閣する鈴木尚典氏
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 DeNAが来季1軍の打撃部門のコーチとして、今季までBCリーグ・神奈川の監督を務めた鈴木尚典氏(49)が入閣することが28日、分かった。2軍打撃コーチを務めた10年以来12年ぶりのコーチ就任となる。

 同氏は90年ドラフト4位で横浜高から横浜(現DeNA)に入団し、広角巧打のスラッガーとして97年に初めて首位打者を獲得。翌98年も2年連続首位打者となり、三浦監督とともに38年ぶりの日本一に貢献し、日本シリーズではMVPに輝いた。08年に現役引退し、09年から2年間、湘南シーレックス(現DeNA2軍)の打撃コーチなどを歴任。20年からはBC・神奈川の指揮官を務め、27日に退任が発表されていた。

 この日、最下位でシーズンを終えたチームは、リーグ2位のチーム打率・258をマーク。だが、犠飛、進塁打など打線としてのつながりに欠け、効果的な得点に結びつかず試合を落とすことも目立った。現役時代、巧みなバットコントロールで「ハマの安打製造機」とも呼ばれた鈴木氏。打撃部門でのコーチ就任で技術面はもちろん、数少ない日本一を知る経験からの指導に期待がかかる。

 来季、2年契約の最終年を迎える三浦監督にとっては心強い「チームメート」が右腕となる。

 ◇鈴木 尚典(すずき・たかのり)1972年(昭47)4月10日生まれ、静岡県出身の49歳。中学時代は浜松シニアでプレー。横浜高では1年時から4番を務め、89年夏の甲子園出場。90年ドラフト4位で大洋(現DeNA)入り。初出場は91年10月14日の中日戦。首位打者2度のほか、97、98年ベストナイン獲得。通算1517試合、打率・303、146本塁打、700打点。1メートル86、88キロ。右投げ左打ち。

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2021年10月29日のニュース