ヤクルト・西浦“納豆弾”だった 「切れないで…」の祈り通じ、ポール直撃にニンマリ「ひと粘りあった」

[ 2021年10月8日 22:01 ]

セ・リーグ   ヤクルト4―1阪神 ( 2021年10月8日    神宮 )

<ヤ・神21> 2回2死、西浦(左から2人目)の左越えソロで盛り上がるヤクルトナイン(撮影・大森 寛明)
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 ヤクルトの西浦直亨内野手(30)が阪神戦(神宮)の2回に左翼ポール直撃の5号ソロ。6年ぶり優勝へマジック11が初点灯するチームの7連勝に貢献した。現時点での最短優勝決定日は15日。

 西浦は「8番・遊撃」で先発出場。初回に主砲・村上の今季105打点目となる右中間への適時二塁打で先制し、1―0で迎えた2回だった。2死走者なしで入った第1打席。相手先発左腕・高橋が1ボールから投げた2球目、内角低め145キロ直球を叩くと、打球は左翼ポールを直撃した。

 西浦の本塁打は5日の巨人戦(神宮)以来3試合ぶりとなる今季5号。試合前まで27イニング連続無失点中だった高橋から初回、2回と連続で得点を奪い、序盤からヤクルトベンチはお祭り騒ぎ。西浦は2―1で迎えた5回には2打席連続安打となる中前打を放って塩見の右前2点適時打でチーム4点目の本塁生還も果たした。

 試合後、7回途中1失点で9勝目を挙げた奥川、7回2死満塁でリリーフして代打・糸井を空振り三振に仕留めた田口に続いてお立ち台に上がった西浦は「いいピッチャーっていうのは分かってたんで、もう本当に積極的に振っていこうって思ってました」と第1打席のファーストストライクとなる2球目を打った瞬間を回想。「本当に投手陣がすごい頑張ってくれているんで、何とかきょうは野手で点取ってっていう思いで戦ってました」と振り返った。

 左翼ポール際に伸びた打球については「当たりは結構良かったんですけど。あとは切れないで…と思ったんで」とし、祈りが通じてポール直撃弾となったことについては「きょう朝食で納豆を食べたので、それがひと粘りあったのかなと思います」と“納豆弾”であったことを明かしてスタンドの拍手と笑いを誘った。

 チームは昨季までの2年連続最下位からついに優勝マジック11が点灯した。「マジック点灯したんですけど、変わらず、今までの試合と一緒に1個1個減らせるように頑張りたいなと思います」と西浦。「本当にファンの皆さんのご声援が力になってます。このまま優勝できるように、皆さん、熱い応援よろしくお願いします!頑張ります!」と声を張り上げていた。

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2021年10月8日のニュース