レイズのアロザレーナがプレーオフで66年ぶりの“単独直行型”の本盗を成功 ソロ本塁打も記録

[ 2021年10月8日 14:12 ]

ア・リーグ 地区シリーズ   レイズ5―0レッドソックス ( 2021年10月7日    セントピーターズバーグ )

7回に本盗を成功させたレイズのアロザレーナ(AP)
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 ア・リーグで第1シードとなったレイズ(東地区1位=100勝62敗)が地元セントピーターズバーグ(フロリダ州)で行われた地区シリーズ(5試合制)の初戦に臨み、6安打しか打てなかったものの5―0でレッドソックス(東地区2位=92勝70敗)に快勝。初戦を白星で飾った。

 昨季のプレーオフでリーグ記録となる10本塁打を含む29安打を計20試合でマークしたランディ・アロザレーナ(26)は、5回に左越えにソロ本塁打を放ち、4―0で迎えた7回には本盗も成功。2死二、三塁の場面でレッドソックスの左腕、ジョシュ・テイラー(28)の意表をついて捕手クリスチャン・バスケス(31)のタッチをかいぐったもので、本人は「投手が自分の方を警戒していなかったので大きなリードを取ることができた。ホームスティールを成功させたの初めてだよ」と笑顔をのぞかせていた。

 プレーオフでの本盗成功は2016年のナ・リーグ優勝決定シリーズでカブスのハビアー・バエズが記録して以来だが、このときは離塁が大きいとみた相手捕手が三塁に送球したあとに本塁を狙ったもの。一塁走者との重盗を含めたケース以外での「単独直行型」でのプレーオフでの本盗成功は、1955年9月28日のワールドシリーズ第1戦で、ドジャース(当時の本拠はブルックリン)のジャッキー・ロビンソンがヤンキースを相手に記録して以来、実に66年ぶりの出来事となった。

 レイズはシーズン途中でツインズから移籍してきたネルソン・クルーズ(41)も3回にプレーオフ自身通算18本目となるソロ本塁打をマーク。先発した新人のシェーン・マクラナハン(24=今季10勝6敗)は5回を5安打、無失点で乗り切った。

 ワイルドカード・ゲームでヤンキースを退けて地区シリーズに勝ち進んだレッドソックスはレイズを上回る9安打を放ったものの無得点。レイズが繰り出した4投手を打ち崩すことができなかった。

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2021年10月8日のニュース