10勝王手!阪神・ガンケル 日曜昼はウキウキピッチングで7連勝 虎党に“幸せな月曜日”届けます

[ 2021年10月4日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神1-0中日 ( 2021年10月3日    甲子園 )

<神・中(23)>中日打線相手に力投するガンケル(撮影・大森 寛明)
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 虎党が笑って月曜日を迎えられる理由は、背番号49の快投にある。阪神・ガンケルが6回1/3を4安打無失点で9勝目。今季登板した日曜日のデーゲームは7戦無敗でチームは10戦全勝。“昼の帝王”としての神通力を見せつけた。

 「しっかり低めに丁寧に投げてゴロを打たせることができました。7回までいけるところだったんですけど、あそこは中継ぎがゼロで抑えてくれたので本当によかったです」

 序盤から貧打にあえぐ中日打線を寄せ付けなかった。3度得点圏に走者を背負いながら、失点の気配は皆無に近い。マルテのソロによる1点の援護でも心は乱れず、安打はすべて単打で連打も許さなかった。7回1死から福田に右前打を浴びたところでお役御免。前回9月26日の巨人戦からリリースポイントを念頭に微修正したフォームもしっかり継続し「自分のいつも通り、ベーシックな形に戻した。自分のいい形で投げることができていたので、いいピッチングが2試合できていた」と手応えを口にした。

 9勝のうち7勝をデーゲームで挙げている右腕は、キャリア初の10勝にも王手。次週は首位ヤクルトとの天王山3戦目(10日)での先発が有力で、残念ながらナイトゲームでも今のガンケルの言葉には自信がみなぎる。

 「低めに思い切って、カウント有利に投げていきたい。それができている時はチームがいい流れで、チームに勝利のチャンスを与えることができる」

 次週も白星をもぎ取り“幸せな月曜日”を届ける。(遠藤 礼)

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2021年10月4日のニュース