イチロー氏 大谷の今季活躍を称賛「軸のシーズン築けた」「翔平にしか描けない時代を築いて」

[ 2021年10月4日 17:36 ]

大谷(左)とイチロー氏(2018年9月)
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 マリナーズで会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチローさん(47)が3日、所属事務所を通じてコメントを発表し、エンゼルスの大谷翔平投手(27)の今季の活躍を称賛した。

 大谷は今季最終戦となった3日の敵地マリナーズ戦で、第1打席に11試合ぶりの本塁打となる46号ソロ。日本人選手としては07年の松井秀喜以来14年ぶりとなるシーズン100打点をマーク、前人未到の投打5部門(投球回、奪三振、安打、得点、打点)での「100」超えを達成した。メジャー4年目の今季は、打者として打率・257、46本塁打、100打点、26盗塁、投手としては9勝2敗、防御率3・18の成績を残した。

 イチローさんのコメント全文は以下の通り。

 大谷翔平と言えば二刀流、無限の可能性、類いまれな才能の持ち主、そんなぼんやりした表現をされることが多かったように思う。比較対象がないこと自体が誰も経験したことがない境地に挑んでいるすごみであり、その物差しを自らつくらなくてはならない宿命でもある。外野からの視点だが、けがなくシーズンを通して活躍した2021年は具体的な数字で一定の答えを示した年だと思う。中心選手として長い間プレーするには1年間、全力でプレーした軸となるシーズンが不可欠だ。それが今年築けたのではないか。アスリートとしての時間は限られる。考え方はさまざまだろうが、無理はできる間にしかできない。21年のシーズンを機に、できる限り無理をしながら翔平にしか描けない時代を築いていってほしい。

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2021年10月4日のニュース