静岡 18年ぶり初戦突破ならず 池田監督 相手打線は「少しイメージと違った」 4元号勝利はあす以降へ

[ 2021年8月10日 16:30 ]

第103回全国高校野球選手権大会 1回戦   静岡2-4新田 ( 2021年8月10日    甲子園 )

<静岡・新田>試合後、スタンドにあいさつする静岡ナイン(撮影・河野 光希)
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 2年ぶりの開催となった第103回全国高校野球選手権大会の第1日は10日、甲子園球場で1回戦が行われた。第2試合で静岡(静岡)は新田(愛媛)に2-4で敗れ、18年ぶりの初戦突破はならず。夏は出場5大会連続で初戦敗退となった。

 この日は米子東と静岡に4元号での勝利がかかったが、ともに初戦敗退。あす11日に登場する松商学園(長野)が勝てば史上初となる。

 静岡の池田新之介監督は今年4月、母校の監督に就任し、甲子園へ導いた。しかし、全国の壁は厚かった。「新田高校の打線は粘り強くシャープな攻撃だった。少しイメージと違いました。(エースの)高須中心にリズムを作ろうとしたが作れなかった」と悔やんだ。

 打線は新田の先発・向井に手こずり「なかなか的を絞らせてくれない投球だった」。頼みの高須もつかまり、途中降板して右翼へまわった。それでも7回には一時同点に追いつく執念を見せた。2点を追う9回からは高須を再登板させ「高須を中心に甲子園までやってきた。最後は高須を送って、逆転を考えてマウンドに上げた」と振り返った。

 「コロナ禍で、自分たちにとって何が大事かを考えて練習してきた。選手たちはいろんなことを乗り越えて戦ってきてくれた」とナインをねぎらった。

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