日大山形8年ぶり初戦突破 米子東の猛追しのぐ 2番手・滝口が9回無死満塁斬り 荒木監督「よく投げた」

[ 2021年8月10日 13:13 ]

第103回全国高校野球選手権大会 1回戦   日大山形4-1米子東 ( 2021年8月10日    甲子園 )

<日大山形・米子東> 9回無死満塁、日大山形・滝口(右)にマウンドを託す斎藤 (撮影・平嶋 理子) 
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 2年ぶりの開催となった第103回全国高校野球選手権大会の第1日は10日、甲子園球場で1回戦が行われ、第1試合は4年ぶり出場の日大山形(山形)が2大会連続出場の米子東(鳥取)を4-1で下し、4強に進出した2013年以来8年ぶりの初戦突破を果たした。

 日大山形は我慢強い試合運びを見せた。

 エース斎藤は初回満塁のピンチをしのぐと、冷静な投球を続けた。5回以降は7回まで毎回走者を背負ったが粘り強い投球が光った。

 9回途中、1点を返されてなおも無死満塁のピンチから登板した2番手・滝口が三者連続三振の好救援で米子東の反撃を止めた。守備でも遊撃の大場らが好守で盛り立て、2ケタ安打を浴びながらも1点に抑えた。 

 荒木準也監督は「斎藤が8回まで投げていたので、いつ滝口にスイッチするかだった。こういう展開になると思わなかったが滝口がよく最後投げてくれた」と我慢した投手陣を称えた。「4-1になってランナー残していたので、余裕を持って上がってくれと伝えていたが、最初のアウト三振でとれたのが大きかった」と振り返った。

 先発の斎藤について指揮官は「5、6回までゲーム作ってくれたらと思っていた。斎藤のピッチングできていたと思います。運もあったが、完投させてやりたいと思ったがそうはいかなかった。でもよく投げた」。さらに「うちは打撃よりもとれるアウトをしっかり体を張ってとるというのをやってきている。開幕戦でしっかり守備でリズム作ってくれた」と称えた。

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