木更津総合、3年ぶり甲子園王手 秋元の今夏2発目先頭弾で着火、12得点7回コールド

[ 2021年7月21日 05:30 ]

全国高校野球選手権千葉大会準決勝   木更津総合12-3中央学院 ( 2021年7月20日    ZOZOマリン )

<木更津総合・中央学院>2回1死一塁から右線に二塁打を放つ秋元(撮影・長久保 豊)
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 痛烈な先制パンチだった。木更津総合の1番・秋元俊太(3年)がカウント2―0から直球を右翼席へ。17日の5回戦・成田戦に続く今夏2本目の先頭弾に「打った瞬間、入ったと思った」。この一発で勢いに乗ったチームは、7回コールドで決勝進出を果たした。

 「常に初球からいく気持ちがある。自分が消極的な姿勢を見せるとチームに影響する」という超攻撃的な1番。2回戦・暁星国際戦は3番で不発も「指定席」に戻った3回戦・船橋北戦で1号を放つなど今夏3本目の柵越えだ。「狙って打てないけど自分が打つとベンチも喜ぶ」と言う。

 1メートル72、69キロの体格でも豊富な練習量が自信の源。練習を終えて自宅に戻るのは午後11時だが、素振りを欠かさない。「体が開くので外角を叩くイメージ」。前夜も振り込んだ。

 3年ぶりの甲子園を懸けた、きょう21日の決勝の相手は専大松戸。昨夏の独自大会は2―1で勝利したが慢心はない。「相手はAシード。僕らは挑戦者のつもり」と力を込めた。(伊藤 幸男)

 ◇秋元 俊太(あきもと・しゅんた)2004年(平16)3月2日、千葉市生まれの17歳。千葉・都小1年から野球を始め、加曽利中在校時は「千葉シニア」に所属。木更津総合では1年春からベンチ入り。50メートル5秒8はチーム最速。1メートル72、69キロ。右投げ左打ち。

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