清原和博氏「親孝行していいですか?」 あの甲子園解説の前に父に電話…激励に感無量

[ 2021年7月21日 22:47 ]

清原和博氏
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 元プロ野球選手の清原和博氏(53)が21日、自身のYouTubeチャンネル「清ちゃんスポーツ」に新たな動画を投稿。今月10日、甲子園で行われた阪神―巨人戦のテレビ中継で解説を務めた際の舞台裏を明かした。

 09年の日本シリーズ第2戦以来12年ぶりの解説を担当した清原氏。伝統の一戦では初めてで、甲子園を訪れるのは夏の甲子園大会決勝を観戦した18年以来だった。岸和田市出身の清原氏にとって大阪はリラックスできる場所のようで「大阪の空気のほうが酸素が多い」と表現。この日も大阪のファンの積極的な“歓迎”に遭遇したが「大阪に帰ってくると『お帰り!』って言ってくれる」とうれしそうに話した。

 試合前、解説のこだわりを問われると「結果論だけで言いたくない。(現役時代)僕自身が嫌な思いしたので。選手の気持ちになって解説したい」と“選手目線”を強調。首位攻防戦を前に「きょう試合に出たらホームラン2本、5打点は確実」と“気分アゲアゲ”の一方で、「打席に入るより解説のほうが緊張する。解説に慣れていないし、スピード感についていけるかな」と緊張も口にした。

 甲子園に到着すると「親孝行していいですか?」と実家の父・洋文氏に電話。本当は阪神ファンの父をこの試合に招待したかったがコロナ禍と猛暑のために断念したそうで、「今、甲子園に来てる」と報告すると、「(テレビで)見るよ」と洋文氏。「元気な声聞いて安心した。さっきお母さんにお勤め済んだし、大丈夫や、うまくできるよ。しっかりな」と激励を受け、清原氏は「僕の夢は最後、お父さんと甲子園で野球を見たいんですよ」と感無量の表情を見せていた。

 試合は8―1で巨人が大勝。試合後、巨人の原監督や元木ヘッドコーチ、宮本投手チーフコーチらが放送席の清原氏に向かって手を振って挨拶するサプライズもあり、清原氏は「泣きそうです。来てよかった」と胸いっぱいの様子だった。

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